兵庫県歯科医師会と香川県歯科医師会の調査結果です。歯が多く残っている人はそうでない人と比べて医療費がかからない、ということがわかりました。個人レベルでの話なら家計が助かります。市町村レベルなら市町村国民健康保険の財政が豊かになります。国家レベルなら医療の最新技術がもっとたくさん新規に導入できることになります。
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兵庫県と香川県の国民健康保険に加入している人で、医療機関にかかった人の病気の傾向を調べてみると、歯が20本以上ある人は19本以下の人と比べて医療費がかからないことが判明しました。また19本以下の人は整形外科や消化器科の病気になっている人が多く、特に冠状動脈心疾患や糖尿病は重症歯周病の人に多い、という衝撃的な結果が判明しました。
また別の研究では歯の治療によって肥満が改善した、脳梗塞による寝たきり状態から自立生活できるようになった、糖尿病が改善した、など次々と新たな明るいニュースが明らかになってきています。
あなたはそれでも今のままで放置しますか?
今や歯科医療は一般病院の中でも活躍しています。たとえば食道がんの手術後にはなかなか一般食を食べることができません。増してや今まで歯の治療どころではなかったのですから、口の中は決してよい状態ではないはずです。このような患者さんに対して私たちは外科医や内科医と協力して歯の治療を行い、義歯を入れ、患者さんが食事しやすいようにするのです。歯科医師の仕事は痛みをなくすることだけではありません。しっかりと食事ができるようにして差し上げることなのです。
また脳梗塞で寝たきりの方の多くは入れ歯を入れておられません。そのような方に入れ歯を装着しますと脳内の血液循環が回復するのできれいな動脈血が脳内に循環するため、脳梗塞が回復または軽減するという事実があります。私もこのことは実際に経験しました。寝たきりの方が歩けるようになるのです。
また、糖尿病の方にしっかりとした歯周病の治療をし、さらに定期管理を行いますと血糖値が安定し、糖尿病が軽減します。
歯科治療によってさまざまな病気の改善を図ることができるのです。